40代以上であれば、大槻ケンヂ氏がボーカルを務めるバンド「筋肉少女帯」をご存じでしょう。
非常に好き嫌いが分かれるであろうこのバンド、私は14歳の時からのファンです。
ただ、その時からずーっと好きだったわけではなく、何度か別れては又ヨリを戻して・・・と言った、さながらダメな男女の関係です。
筋肉少女帯とは
筋肉少女帯は、中学校からの同級生である大槻ケンヂ氏(ボーカル)と内田雄一郎氏(ベース)が中心メンバーの、ハードロックバンドです。
詳しくはWikipediaも見てもらえればわかりやすいでしょうから、私の個人的な主観で語っていきたいと思います。
まず大槻ケンヂ氏のボーカルは、結構ヘタです笑
叫びすぎて裏声になっている、ただガナリたてている様なボーカルなので、当時はよくデビューできたな・・・と思っていました。
しかし、かなり最近知ってびっくりしたのですが、本人はあえてあの形のボーカルをやるために練習を重ねていたのだそうです!
そしてそのボーカルが乗るのが、おどろおどろしい世界観の詩と、時にポップであり時にダークなハードロック調、あるいはプログレ調の曲です。
ただ当時は、コミックバンド的に話題になり、面白半分で聞き出したのがきっかけです。
だって曲名が「キノコパワー」とかですよ・・・笑(でも詩はともかく曲はめちゃくちゃカッコいい!)
そんなアンバランスさも魅力の筋肉少女帯、一度は解散状態になりますが、約10年後に復活。現在までコンスタントにアルバムリリース、ライブを続けています。
筋肉少女帯と私
ただ私は、ずーっと筋少を聴き続けていたわけではなくて、何度かお別れを切り出しています。
1番最初は「サーカス団パノラマ島へ帰る」リリース後でした。
一度目のお別れ
当時、大槻氏がそのキャラクターにより、マスコミに注目され出したのですが、そのきっかけとして大きかったのがこのアルバムに収録されている「高木ブー伝説」でした。
この曲は、よく聞くとしっかりと詩世界は成立しており、意味なく高木ブー氏の名前を使っているわけではないのです。
ただ、なぜ伝説なのかはよくわかりませんが・・・汗
なんですが、このアルバムに収録する必然性が全く感じられないのです。
当時確か中三の私は「あぁ筋少もヒヨったんだなぁ・・・」と失礼な気持ちになり、勝手に失望してなんとなく聞かなくなってしまいました。
なので、この時期は、以下のアルバムしか所有していませんでした。
- 仏陀L
- シスターストロベリー
- 猫のテブクロ
- ボヨヨンロック(筋少ではないですが)
- サーカス団パノラマ島へ帰る
再会、そして二度目のお別れ
そんな筋肉少女帯と再開したのは、一気に三作。
「ステーシーの美術」
「キラキラと輝くもの」
「最後の聖戦」(このアルバムの後、活動休止)
当時、なぜかこのアルバム3枚が新品にも関わらず、激安で売られていたため衝動買いしてしまいました。
ちなみに私は、キラキラと輝くものが「ハードロックの筋少」としては1番好きです。
この3枚を暫くヘビーローテーションしていましたが、やはり何年か聞いているとさすがに飽きてきて、その後大槻氏のソロアルバムも聴いたりしていましたが、結婚して子育てが始まり音楽自体から遠ざかっていました。
再び、ヨリを戻す
そんな私が三たび筋少と出会ったのは、たまたまYouTubeで彼らのライブ映像を目にしたため、くすぶっていた気持ちに火がついたからです。
そこからは、それまで持っていなかった活動休止前の過去のアルバムを買い漁りました。
そして、再結成後のものについては「新人」、「THE SHOW MUST GO ON」、「おまけのいちにち」を購入しました。
再結成後の筋肉少女帯について
再結成後については1番最初に聞いたのは「THE SHOW MUST GO ON」でした。
このアルバムを一聴した後は、正直違和感を拭いきれないながらも、1人ドライブ中であり三周くらい全曲聴きました。
そしてその違和感の正体を突き止めました。
それは大槻ケンヂ氏が「恋愛」、しかも過去の恋愛を思い返して女々しく歌にしているようなものが多い印象だったのです。
これは大ショックでした。
私は「モーレツア太郎」、「釈迦」、「ペテン師、新月の夜に死す!」や「いくじなし」等が好きで筋少が好きだったので、ありえないと思いました。
その後「新人」や「おまけのいちにち」を聞きましたが、この二作は多少はマシな気がしています。
再結成後のアルバムは全部は聞いていないのでなんとも言えませんが、今後はそれらも購入してみてお伝えしていきたいです。
上の画像は、筋肉少女帯のメジャーセカンド(ミニ)アルバムである「SISTER STRAWBERRY」のジャケットです。
名作!
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